百姓百貨店2017

新潟県長岡市木沢集落で大学生3人がインターン中に感じたことを綴ります。

【限定20人】【予約受付中】木沢セット2017夏を販売いたします!

 

 

【限定20人】木沢セット2017夏を販売いたします!

 

**1か月のインターンで作った木沢セット、ついに完成!**

 

長岡市川口木沢集落。

山をぐるぐると登ったうえにぽつぽつと家が建ち、

遠くに越後三山を望む、自然豊かな集落です。

 

冬は3メートルも雪が降る厳しい地域。

けれどだからこそ季節に合わせて作る日々の暮らしとしごとが、

何十年も前からここには息づいています。

 

そんな集落にやってきた、大学生3人。

1か月間、集落内の空き家を改装した「里山ハウス」に住んでいました。

寝泊りしている建物は違っても、木沢で暮らすことは、

「木沢の人たちと暮らす」ということでした。

 

じゃがいも掘り。大根の種まき。家でのお茶のみ。喫茶店でのお茶のみ。

散歩。歌の練習。焼き芋。料理の手伝い。ドライブ。盆踊り。

 

よそ者の3人を、当たり前のように、嬉しそうに、暮らしに招き入れるムラの人たち。

中越地震があったことで様々な人がこの集落に関わるようになったからなのかなんなのかはわからないけれど、

その「招き入れ」が山で暮らしたことのない3人をとても幸せにしたことは確かでした。

 

そんな3人が2017年の夏の木沢で感じた温かさ、やさしさ、面白さを

木沢の「今」がじんわり伝わるように

箱に詰め込んだ、木沢セット。

 

木沢の人たちと、木沢のリズムで集め、作ったセットは

限定20個。箱の外側にはみんなで絵を描きました。

 

懐かしいものを思い出すひとときに、好きな地域を紹介するときに、

ぜひおひとついかがですか。

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【限定20個】木沢セット2017夏

1個 1000円(送料込み)

※お支払い・ご予約は以下のURLよりお願いいたします(クレジットカードまたはお振込みで支払いができます!)

https://hyakusyo100.thebase.in/

※発送は10月頭を予定しています。

※ご予約・お支払いは10月3日(火)夜12時までにお願いいたします!(なくなり次第終了)

 

《なかみ》

木沢の野菜ひとつかふたつ

木沢を楽しむBOOK

Bargee-木沢の音-

ポストカード

木沢からのお知らせ

 

《商品紹介》

 

 

■さきの、「木沢を楽しむBOOK」と野菜の贈り物

            

木沢にいるとき、よくむらの人たちの家にお茶飲みに行っていました。

そこでは、畑のこと、料理のこと、季節のこと、好きなこと、地震の記憶、、、

色々な話をして、聞いて、考えさせられました。

 

お茶飲みをして、むらの人たちが大事にしていることや

その人の生き方などを感じ取ることができました。

 

お茶飲みは私にとって、学びのある豊かな時間でした。

 

自分がこれから木沢を離れたら・・ということを考えたときに

木沢から遠い場所にいても、お茶飲みの豊かな時間や、

そのときの雰囲気などを思い出せるようなものがあったらいいな、と思いました。

 

そこで、今回の木沢セット夏2017には

「木沢を楽しむBOOK」と「木沢の夏野菜」を木沢セットに詰めることにしました。

 

「木沢を楽しむBOOK」は、私がお茶飲みをしたときの一部分を冊子にしてまとめました。

誰とのお茶飲みかは、届いてからのお楽しみです。(笑)

 

もうひとつ、「木沢の夏野菜」。

これは、よくお茶飲みの帰りに「持ってけ!」と、

むらの人たちはたくさん野菜をくれました。

木沢の野菜を届けることで、お茶飲みの帰りの様子を再現したいと思いました。

 

そして木沢の人からいただいた野菜をつかうことで

調理の時間がいつもよりも色々な感情であふれるものになるのでは、と思いました。

 

お茶飲みを思い出して、木沢を懐かしんでもらえたら幸いです。

(さき)

 

 

■みのりの、「夏野菜、思い出、のし紙」と「十人十色箱」

 

夏野菜、思い出、のし紙

 

一か月のインターン生活で、私たちは木沢の皆さんの夏野菜のおすそ分けに助けられました。

きゅうり、なす、トマト、じゃがいも、かぼちゃ、ズッキーニ、夕顔、それぞれの畑で採れた新鮮な野菜たち。野菜をいただく度に、村の方の優しさに感動しました。

また、どう料理したらいいか、一番おいしい食べ方は何かを木沢のお母さん方から教わりました。自分たちで料理してみて、おいしく作れたり、たまに少し失敗したり。そんな思い出がのった夏野菜を、気持ちを込めてのし紙にえがきました。

 

十人十色箱

 

木沢の皆さん、私たちインターン生のコーディネーターさん、木沢で出会った人に、「夏の野菜・夏の植物」というテーマに沿って、箱の側面に絵を描いていただきました。

皆さんちがったものをそれぞれの色やタッチで描いていて、とても楽しい光景でした。

一番印象的だったのが、お母さんが描いた絵を見て、「こんな絵を描くなんて知らなかった」と驚くお父さん。

皆さん、えがく中で、楽しさと少しの発見があったように見えました。ほとんどの人が周りの人と喋りながら笑いながら、それぞれが思う「夏野菜・夏の植物」を描いていました。是非、そんな光景を想像しながら、この箱を手に取ってみてください。

(みのり)

 

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■ゆりえの「ポストカード」

 

1ヶ月木沢集落で暮らすということ、それは初めての連続でした。

おうちでお茶のみすること、種まきすること、いろんなことをしてきたけれど、

何よりも私にとっての初めては村で暮らす、そのものでした。

暮らすということは、人の暮らしの中に入り込むこと。

そうしているうちに、その人の好きなことがどんどん見えてきて、私の好きな人もどんどん増えていきました。

この1ヶ月が終わったら木沢での暮らしから少し遠ざかることになるけれど、そうなってもこの木沢の人たちの暮らしは忘れたくない。大好きな人たちのいまこの瞬間を切り取りたい、そう思いました。

木沢の人は働き者。そして笑顔を忘れません。だからこのポストカード、働いている姿と笑顔の瞬間、2枚で1セットになっています。

裏にはその人の好きな言葉を添えています。

 

大好きな人のことを、いつでも想えますように。

(ゆりえ)

 

■2016年インターン生の「Bargee-木沢の音-」

 

実は、「百姓百貨店」は昨年からスタートしています。

去年の夏休み、。大学生の女子三人、ゆき・あめ・しので木沢集落に住みながら、集落の人と交わりながら、「箱に詰めて届けたいもの」のアイデアを100個考えました。

 

その中で特に作りたい!と思ったのは、「木沢の音のCD」でした。

 

木沢を歩くと聞こえる、虫の音・風の音・ばあちゃんじいちゃんの方言…きっと季節によっても年によっても違う「木沢の音」があれば、きっと都市に帰っても私たちを癒してくれる。

そう思って、様々な音を録音しました。

畑でばあちゃんに話しかけたらそのままスイカをとって一緒に食べることになったときの音。お茶のみにおうちにお邪魔したときの音。祭りの音。散歩の音。夜ごはんを作る音。食べる音。

普通の曲では雑音とされてしまう音さえ、今の木沢をあらわす大切な暮らしの一部です。

そんな木沢での物語と暮らしを、音で感じてみてください。

去年のメンバーであるあめちゃんの絵と、しのちゃんの写真がジャケットに入っています。

また、今年のメンバーが録音してくれた、ムラいちばんの話題大賞・幸一さんとのお茶のみと、ムラいちばんの芸術家・靖さんの作った木沢の歌「美し木沢」も収録されています。

盛沢山なCDを、どうぞお楽しみください。

(ゆき)

 

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終わった後に欲しいもの

こんにちは!

百姓百貨店2017インターン生のゆりえです。

 

 早くもインターン半分が終わりました。

いやー早かった。

毎日があっという間でもうこんなかって感じです。

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今週1週間はこのインターンが終わった後、私がほしいものってなんだろうって考えながら生活していました。 

 

 

毎日色んな人と会うわけですが、

とにかくみなさんその人自身がかっこいい。

腕や手、笑い顔や真面目な顔、

どんな時も全力な感じがして、

そんな素敵な人の隣にいられるってすごく幸せなことだなぁと思います。f:id:hyakusho2017:20170904140633j:image

 

そんな人たちの写真をみながらその人のことを想えたらいいなぁ。

 

それも〇〇の時にカメラに向けた笑顔を撮った、みたいな写真じゃなくて、

 

その場にいた人も、あれ?これいつ何してる写真だろ?みたくなるような

そんな自然な写真。

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今週はそんな一瞬を切り取っていきたいと思います。

お茶飲み

こんにちは!

百姓百貨店2017インターン生ゆりえです!

 

今日の午前はコーディネーターの4人とミーティングをして、

午後からは一人で集落をふらふら。

 

外でちょろっとお喋りした後、

栄子さんに誘われてお茶飲みにおうちに伺いました。

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栄子さんち、行くといつも息子さんの達也さんがジュースを出してくれます。

からの栄子さんのお茶。

 

今日出してくれたお茶は玄米茶。

基本的にお茶はなんでも好きだけど、

その中でも上位に入る玄米茶。

 

美味しい〜〜〜!

 

半分位なくなるとまた注いでくれます。

 

美味しい〜〜〜!

 

またちょっとなくなると注いでくれます。

 

はあああやっぱり美味しい〜〜〜!!

 

 

なくなると注いでくれるって分かってるからセーブすればいいのに、

話も盛り上がって、美味しくて、

ついつい飲んでしまいます……!

 

そんなこんなで6杯は飲み、

「ごちそうさまでした」

と立ち上がろうとすると、

 

「まぁ最後にもう一杯」

 

とまた注いでくれます。

 

あーー美味しかった!さぁ帰ろう!

 

「まぁもう一杯」

 

さらにさらに

 

「お茶なんて沢山飲んでも体に悪くないし」

 

と最後にもう一杯。

 

 

合計9杯!!

美味しい!

けど!

飲み過ぎ!!

 

でもなんだか、勧めてくれるのが嬉しくて、ついつい長居しちゃう。

 

最後はいつも家を出て道路まで見送ってくれます。

 

そんな栄子さん、大好きです。

 

 

言葉を紡ぐ

こんにちは!
百姓百貨店2017インターン生ゆりえです。

 

ここ1週間、ずっとブログを更新しようと思って来ました。
よしっ!と画面に向かったことも何度もあります。

 

でも書けない。
なぜか書けない。

 

んーーなんでだ。

 

コーディネーターとみのりんさきちゃんに送る日報にそんな悩みを書いてメールで送りました。

 

そうしたら、コーディネーターの1人、みずほりんからこんな返信が。

 

「……ひとつひとつを完結した文章で残すのはではなく、数珠つなぎのように連なっている文章群もありです。」

 

うおおおお。
これだ。とてもこれだ。

 

 

日常が続いていて、
当たり前の日々が流れていて、
その中の一人にフォーカスしても
一つのことにフォーカスしても
なんか上手く一つにまとめられなかった。

 

でもそれを一つにまとめる必要もないのかもしれない。

 

これからは肩肘張らずに木沢で心動かされたことを綴っていきたいと思います。

 

 

それから。
さっきのみずほりんのメールにはこんな結びが。

「季節も秋ですが体調には気を付けて!」

 

そう、季節!!

「湿気があってまだ夏だねぇ」
「すっかり涼しくなって秋だねぇ」

 

ここでの毎日の会話に欠かせない季節。
でも普段の生活ではなんとなく忘れがちかもしれない。

 

この季節感、
ちょっと意識して過ごしてみようと思います。

 

(ゆりえ)

木沢でつくるモノガタリ

百姓百貨店インターンみのりんです!

新潟市出身、在住の大学2年生です。

 

好きなことは絵を描くこととご飯を食べることです。この2つができるならどこへ行っても生きていけます!

 

私は木沢でのインターンを始めて、この集落には毎日たくさんのストーリーがあることに気付きました。日常の当たり前のような風景や会話、出来事でも、なぜか木沢で起こると、温かいものを感じ、形にしたくなるのです。

 

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このブログの私の回では、木沢で出会った人たちとの物語をイラスト、四コママンガにしたものを載せていきたいと思います。

 

今日の四コママンガの主人公は、今日出会ったミチエさんです。とてもファンキーでステキなマダムなのです!

 

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次回の更新もお楽しみに!!

木沢で暮らすこと

こんにちは!
百姓百貨店インターン生ゆりえです!

東京で生まれ育ち、今は新潟市内で農学を学ぶ20歳です。 

今回初めて山で暮らすということで、とてもワクワクしています☺︎

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私がこのインターンへの参加を決めたのは、
『就活だけじゃない将来選択』をしたいと思ったからでした。


東京にはいいなぁ素敵だなぁと思う仕事が沢山あります。
いつでも目新しいものがあって、電車に乗ればどこへでも行けて。

 

でもそこに自分らしい暮らしがみえないなぁって。
そもそも私らしい暮らしってなんなんだろう。

ずっとそう考えていました。

 

 

***


ここ木沢集落は12年前の中越大震災で大きな被害を受けました。

土砂崩れが起きて集落は孤立し、電気やガスも止まりました。

しかし、家にあるものを持ち寄り、自家発電機を小学校に繋いで生活して、
震災翌日には、集落の人達が力を合わせ重機や燃料を持ち寄って自力で道の復興をしたと言います。

 

木沢に来て3日目、

「(道の復旧をしている)あの時は楽しかった!面白かった!」と笑顔で語るそういちろうさんをみて、

 

ああここには生きる力があるんだ。ここで生きているんだ。

そう思いました。

 

もちろん震災の影響は大きくて、亡くなった方もいるし、集落を離れ町に出た方もいる。
後何年、この集落があるかもわからない。

でも今ここで、生きているこの人たちの暮らしを肌で感じられる、今を共有できる

このインターンはなんて素敵なんだろう。

 

ここにいたら、きっと私らしい、私がしたい暮らしに近づける。

そう思っています。

 

そんなこんなでこのインターンへの参加を決めたわけですが、とにかく驚くことや楽しいことが沢山あります。

そんな日々を言葉にしてここで発信して行きたいなぁと思っています。

 

よろしくお願いします!

 

(ゆりえ)

 

はじまり はじまり

はじめまして!
百姓百貨店のブログを始めました。
百姓百貨店2017年インターン生で新潟の大学に通うさっこです。よろしくお願いします!
 
私たち百姓百貨店のインターンメンバー3人は、新潟県長岡市川口地域の木沢集落にある「里山ハウス」で8/16から暮らしています。

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この木沢集落は、川口地域の山の上にあり、このように美しい景色を眺めることができます。

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冬になると3〜4mも雪が積もる木沢。

わたしたちは木沢に来てから、毎日、ここに暮らす人たちのお話を聞きに行っているのですが、その中で面白いものや、嬉しいもの、ワクワクするものをたくさん見つけることができます。

 

先日、この集落に住むヒデさんの家にお邪魔して、お話を伺ってきました。
好きなものは何か、と聞くと、「冬になると余った布を使って、巾着やクッションを手作りするのが楽しい」と教えてくれました。冬になると雪が高く降り積もるため農作業ができないので、何かできることはないか、と2年前からはじめたそうです。
 
ちょっと恥ずかしがりながら、それでも笑顔いっぱいに話してくれる姿がものすごく素敵でチャーミングでした。
 
わたしは、秋田市の中心部で18年間暮らし、その後大学に入学後、新潟市を中心に暮らしてきました。ずっと駅の近くに住んでおり、どこに行くにも楽だし、駅に行けばたくさんのモノも手に入り、そこそこ便利な生活を送れていました。また、それが幸せだと思っていました。

でも、ヒデさんのお話を伺った帰り道に、便利なことが必ずしも楽しみを生み出すわけではないのでは?と疑問を持ちました。ヒデさんが冬に農作業ができないからこそ見つけた布を使った作品作りのように、人々が不便だと思っているところに実は楽しみが隠れているのかもしれません。

ヒデさんのお話は、私の価値観を少し変えてくれたように思います。


こんなふうに、毎日出会ってお話をするたびに、新しい発見があってとても楽しいです!これからの生活にワクワクしています!


今後も更新をお楽しみに!

さっこでした〜〜!